過払い金 アコム 2016年最新情報

2016年現在、アコムが株主向けに公表しているアコム過払い金請求件数によると、若干の減少傾向が見られるが、依然高止まり状態にあります。
そのため、任意交渉では満額返還に応じないアコムですが、裁判後の交渉では比較的容易に満額返還が可能な状況です。

アコム過払い金返還請求の返金期限は10年です。
2007年前後に完済した記憶がある方は10年が経過しようとしていますので、まずはご相談ください。

アコム過払い金デメリット

アコム過払い金を請求することによってデメリットがある方とない方がいらっしゃいます。
多大な影響が出てしまうのであれば、わざわざ過払い金を請求しなくてもよいと思っている方へ、考えられるアコム過払い金のデメリットを紹介します。

すでに完済している状態でのアコム過払い金請求であれば、アコムカードが利用できなくなる以外のデメリットはありません。
返済中での任意整理に関してはブラックリストへの登録の可能性がありますので、この点はしっかりデメリットとしてご確認下さい。

アコム過払い金とブラックリストの関係

完済している場合でのアコム過払い金手続きであれば信用情報にまったく影響ありません。
信用情報に影響がでる可能性があるのは、アコム返済中で手続き(債務整理)した場合です。

全額完済(ショッピング利用分も含め)していれば現在信用情報には全く影響がないので、いろいろと信用情報が気になる方は、しっかり完済してカード解約後に手続きすることをお勧めします。
※信用情報登録については、アコム又は各信用情報機関へ直接お問い合わせください。

アコム過払い金返還交渉の注意点

アコム過払い金返還交渉の際、法律上争点があるケースは、請求できるアコム過払い金の額が上下する場合があります。

・アコム取引途中に、一度完済してから数年後また借りたなどの空白期間(取引の分断)があるケースや、一度カードを「解約」してから再契約している

・取引途中に返済が厳しくなるなどで、アコムと本人との直接示談により、利息をカット(0%)にしてもらった経緯などがある

・取引途中に返済が厳しくなり、アコム返済窓口に自分で支払の猶予などを相談し、結果金利をカット(0%)又は減額してもらった示談書がある(和解無効を主張)

アコム過払い金請求の前に取引履歴チェック

アコムとの取引内容の記憶が曖昧な方は、取引履歴を取り寄せることによって過払い金の返金対象なのかがハッキリします。

実際アコムは、2007年6月18日から新規契約の年利を18%に変更しました。そのため過払い金の対象者はこれ以前の契約者に限られます。

2007年6月17日以前に契約した方→過払い金発生
2007年6月18日以降に契約した方→過払い金なし

アコム過払い金直前チェック

アコム過払い金とは?

アコム過払い金とは、過去アコムでキャッシング利用中に発生しているかもしれない「払いすぎた利息=過払い金」のことです。
アコム過払い金は、アコムから自動的に返還してくれるものではなく「過払い金返還請求」しないと返してもらえません。

アコム過払い金返還請求は個人ですることも可能ですが、通常は手数料を支払って弁護士・司法書士など法律の専門家が代理して手続きするのが一般的です。

アコム過払い2016年の最新対応

アコム過払い金請求への対応は2016年まで現状大きな変化はありません。
過払い金請求件数自体は減少傾向にあるようですが、まだ大手による過払い金cmが盛んな現状から分かるように見落とされてる方も多いと考えられます。

任意の交渉(請求書対応)では、全額の返還に応じないアコムですが裁判するとアコム対応は変わり、好条件での和解が可能な状況です。

アコム過払い金時効について

過払い金はいつまでも請求できるものではなく、時効があることをご存知でしょうか。
要するに過払い金請求しないで放っておくと法律で過払い金を返さなくてよいとなっています。

時効の起算点は「完済日」から10年です。
『契約した日』ではなく、『完済した日』です。

アコム過払い金請求は和解?裁判?

アコムから取引履歴を取り寄せ、引き直し計算すると、アコム過払い金額が確定します。

ここまでの作業は、アコムに電話する勇気があって、簡単な入力作業を2~3時間程度出来る方であればそんなに難しいことではないと思われます。

過払い金請求は、弁護士や司法書士に手続きを依頼してしまえば、これら過払い金の計算から返還交渉まですべてお任せになりますが、専門家に頼むメリットはこの過払い金の返還交渉から実際に過払い金を回収する部分にメリットがあります。

返還交渉には通常話し合いによる「和解交渉」訴訟提起して争う「裁判交渉」による2つ方法があります。
裁判をするとしないとではアコム過払い金の返金割合が大きく変化してきます。

アコム過払い和解交渉の流れ

いきなりアコム取引履歴に書いてある電話番号に、過払いが○○円あるので返してくれますか?でもいいわけですが、通常は、アコムへ過払い金を返還してほしい旨の「請求書を送付」その後電話交渉という流れが一般的です。

請求書の書き方や雛型等など決まりはないので、ネット上に出てくるお好きな書式でよいでしょう。

弁護士・司法書士からの請求書であればアコム側もほっとくことは出来ませんが、個人からの請求書を送付先に送っても和解提案がなかったり遅い場合もあるようですので、とりあえず2週間ほどで連絡がなければ、積極的にアコムに電話し和解交渉してみると良いでしょう

アコム過払い裁判交渉の流れ

アコムと話し合いでの条件に折り合いがつかない場合は裁判をして争うことになります。

通常は弁護士・司法書士を代理人として請求するのが一般的です。
なお、個人ブログ・2chなどにもあるように訴訟を提起することは個人でもできます。

過払い金返還請求は不当利得返還事件として裁判の中では比較的簡単な部類になるので頑張れば個人でも可能だと思います。

■訴訟提起
訴状を作成し原告の最寄りの住所地やアコム本社がある住所地に提起するのが一般的です。

■口頭弁論
通常裁判は「答弁書」「準備書面」など書面でのやりとりが中心になります。

■判決
裁判をしてもお互いに譲歩できなければ、最終的に裁判所が判決を出します。

第一審で判決が出ても、業者によっては控訴する対応で裁判が継続するケースもあります。

また判決が出ているのに過払い金を支払わない業者には強制執行なども検討しますが、アコムの場合は判決がでれば素直に過払い金を支払ってくるのが通常です。

アコム過払い金と他社カードへの影響

アコムカードは解約処理になり使用不可

アコムへ過払い金請求・任意整理の手続きをした場合、アコムのカードは使用できなくなります。(自動的に解約処理されます)

過払い金アコムデメリットはこの一点に尽きると思います。

アコムマスターカードは注意

アコムマスターカード(ショッピング機能付きのアコムカード)を使用中の方は、キャッシング部分とショッピング分も含めて完済していないと、返済中での手続き扱いとなる可能性がありますので、注意して下さい。

アコム以外のカードには影響なし

完済後のアコムで過払い金請求・任意整理の手続きをした場合、現在使用中の別会社のカードには、影響ありません。

しかし、アコム返済中で結果的に借金が残り信用情報に「債務整理」情報が登録された場合は、他社のカード契約更新等のタイミングで、間接的に影響が出る可能性はありますので、ご注意ください。

三菱UFJ銀行カードローン(バンクイックなど)への影響

三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)は、バンクイックの返済が出来ない場合は、アコムが保証する契約になっています。

この場合にアコムとバンクイック双方を契約している方で、アコムのみ手続きすることは可能で、バンクイックには影響ありません。

なお、手続き中にバンクイックで延滞があったりすると、アコムでの手続きに影響する可能性がありますので注意して下さい。

キャッシュワン分はじぶん銀行へ

以前キャッシュワン分をアコムで併用している方は、キャッシュワンも含めて手続きの対象となりましたが、現在キャッシュワン分でじぶん銀行へ債権が移行している方は、アコムの手続きをしてもキャッシュワン(現じぶん銀行)には影響ありません。

アコム過払い金後の新規借り入れへの影響

将来的にアコムと再契約したい場合

以前は、消費者金融系のカードへ過払い請求すると、請求した会社のカードは二度と作れないなどと言われていましたが、2016年現在でアコム完済後の過払い請求手続きを終えた方で、新たに再発行されている報告(もちろん法定金利内での再契約)もありますので参考にして下さい。

あくまで憶測ですが、徹底的な満額回収をした依頼者(業者からすると争って解決した扱い)は、審査内容に関わらず、再発行されないようです。

将来的に他社カードへの審査の影響

アコム完済後で過払い金請求のみしたケースなど、信用情報に「債務整理」扱いになっていないケースであれば、アコムへ過払い手続きした影響はまったくありません。

三菱UFJ銀行住宅ローンへの影響

現在すでに住宅ローンを組んで返済中の方は、住宅ローンとカードローンは別契約なので影響ありません。

また、今後新たに三菱UFJ銀行で住宅ローンを申し込みする場合にも、信用情報に「債務整理」扱いになっていないケースであれば、影響がないと考えてよいと思われます。