最近は過払い金返還請求も積極性を増して、社会的なコンセンサスも出てきました。
ですが、2015年度で未請求の過払い金が数兆円も残っていると指摘されています。
それは過払い金に関する説明が十分なされていないことが原因かもしれません。
ここでは過払い金の仕組みを少し説明しましょう。

過払い金が発生する仕組みは、利息に関する法律が2つある事から生じていました。
その一つは利息制限法です。
金融業者が出資をする場合は上限を18%と定めてあります。
ただし罰則規定がないために守る貸金業者は多くありませんでした。
一方出資法では利息に関し29.2%までを厳守する事を定めています。
この法律には罰則規定がありましたので金融機関はこれを守ってきたのです。
この様に2つの法律にはズレがあり、法の不完全さから18%以上の利息が生れたのです。
これをグレーゾーン金利と言います。

例えばレイクなどでも29.2%の金利をつけていました。
その様な高金利では返済困難になり、またレイク以外からも借金をするといった多重債務者が続出したのです。
政府は解決に向け2007年に利息制限法に罰則規定を加えた改正をしました。
それ以降は不当金利での貸付けが減り、被害も縮小しました。
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