アイフルに過払い金返還請求をしたいものの、アイフル倒産のリスクを懸念している方は多いかと思います。
実際、アイフルが倒産してしまった場合、過払い金についての取り扱いはどうなるのかについて解説していきます。

アイフル倒産のリスクは類似の事例である武富士の倒産を見てみると分かりやすいです。
かつての金融業界最大手だった武富士は会社更生手続中、過払い金の返還請求を行ってきた借主に対して、弁済率(返金率)を3.3パーセントで過払い金を返金するという方針を発表しました。
この弁済率に基づいて計算すると、100万円の過払い金返還請求をしてもわずか3万3000円しか取り戻せないということになります。
武富士は1兆5000億円もの負債を抱えており、過払い金の返還請求に応じるような経済的余裕などなかったのです。

この決定に納得できなかった借主は武富士の倒産後、損害賠償を求める集団訴訟を行いました。
その数は全国で約3000に上り、請求している損害賠償の金額は約60億円に上っています。
しかし、2013年5月8日の広島地方裁判所裁判所では、被告に利息の引き直し計算を行う法的義務がないとしてこの請求を棄却しています。

武富士と同じように、アイフルが倒産すると過払い金はほとんど回収できなくなると言えるでしょう。
アイフルの現在の状況が知りたい方は、一度ホームページもご確認頂き、なかの法務事務所へご相談下さい。