アコムへの過払い金の返還請求には、他の業者と同じく取引履歴の開示を求めます。

取引開示とは、アコムと依頼者様との間で取引した記録のことを言います。

法律では義務として定められていませんが、金融庁のガイドラインによって債務者に協力するよう要請されており、アコムもこれに従っていますので、文書を要求してほぼ1週間から2週間ほどでこちらに送ってきます。

 

取引履歴が来たら、次に金利制限法の金利に合わせて再度計算をし直します。

これを引き直し計算と呼び、ここで過払い金がどのくらいあるのか正しく割り出すことができます。

過払い金が発生するケースは、利息制限法で定められた金利と貸金業法で利息が異なった場合に発生します。

この利息の差をグレーゾーン金利と呼びますが、グレーゾーン金利は違法です。

この部分の金利によって支払った部分の金額を返還請求することになります。

 

引き直し計算で、過払い金が生じていることが確認できてから返還請求を行っていきます。

アコムは対応がスムーズですが、大手であるだけに多数の過払い金の案件を抱えており、徐々に厳しさは増しています。

過払い金を完全に取り戻すには訴訟を起こす必要が出てくる場合があります。

こういったケースにもなかの法務事務所は慣れており、依頼者様の意向に沿って手続きを進めてまいります。

ご検討のうえご相談ください。