事業再生計画期間を終え、どうにか事業再建の目途が立ったアイフルですが、現在も経営状況が芳しくないことに変わりはありません。
アイフルから貸付を受けている方で、過払い金の返還請求を検討している方はアイフルの破たんを視野に入れて行動を選択する必要があります。

アイフルが破綻してしまった場合、過払い金の返還請求の対象が消滅してしまうので過払い金返還請求そのものが不可能になると考えている方もいます。
確かに、一定期間経過後には過払い金返還請求そのものが不可能になりますが、ある程度の請求期間が設定されるのでその間に過払い金返還請求を行うことが可能です。

しかし、破綻後に過払い金返還請求を行った場合、破綻前と比べると手元に戻ってくるお金はかなり減少することになります。
かつて、業界最大の金融会社だった武富士が破綻後に借主たちに返還した過払い金は総額の3.3パーセントとされています。
この返還率に不満を覚えて何千人もの方が集団訴訟を行っていますが、納得のいく判決を得ることはできないでいるというのが現状です。

なかの法務事務所ではアイフルの現在の状況を見据え、破綻のリスクなども視野に入れた上で一人一人の依頼人に適した過払い金返還請求のプランを提案していきます。