過払い金 ニコス 2016年最新情報

三菱UFJニコス過払い金の特徴として、複数カード(NICOSカード・DCカード・マイベストなど)を利用している方が多いことです。
ニコスへ過払い金を請求する場合は、すべてのニコスカードが手続きの対象になるため予めご確認ください。

なお、ニコスは、2007年(平成19年)以前にキャッシングを利用していた方が対象です。
ショッピング利用分には過払い金は発生しません。

三菱UFJニコスの過払い金返還請求に対する対応は全体的に良いです。

取引履歴(※契約内容が示された書類)の開示期間については、弁護士や司法書士が請求した場合でも、個人が自分で請求した場合でも同じ書式の履歴を開示し、かつ引き直し計算(※過払い金の再計算)をした状態での見やすいデータが開示されます。

またニコス過払い金の特徴である、複数カード契約がある方でも、それぞれのカードごとに履歴が開示され、表紙にはカードごとの過払い金額の目安が表示されており、これは個人が開示請求した場合でも明示されるため、良心的な対応と言ってよいでしょう。

弁護士・司法書士からの過払い金返還請求に対しては柔軟に対応し、満額近い返還率での和解が可能な状況です。

ニコス過払い金請求の注意点

三菱UFJニコスへ過払い金返還請求・任意整理をすると、請求したニコスカードが解約扱いとなります。
なお、ニコス関連のカードを複数所持している方はすべてのニコスカードが手続きの対象となります。

またニコスカードショッピングの借金が残っている場合には、完済扱いにならずその残高と過払い金とが相殺されますのでご注意ください。
※ショッピングリボは法定金利のため、過払い金は発生いたしません。

完済後の返還請求であればブラックリストに影響なし

すべて借金完済でのニコス過払いであれば、いわゆるブラックリストに影響はありません。
ニコス関連カードでキャッシングやショッピングの残債が残っている状態で手続きすると影響が出る可能性(デメリット)がありますのでご注意ください。

日本信販・マイベスト・DCカードなどはニコスへ請求

日本信販・キャッシング専用のマイベスト・DCカード・ガソリンスタンド系のニコスカード等を利用している方は現在合併の影響により、すべて三菱UFJニコスが過払い金返還請求の窓口となっています。

一部のカードのみ過払い金を請求するなどの対応はできませんのでご注意ください

三菱UFJ銀行カードローンを利用中の方は要注意

三菱UFJ銀行カードローンをご利用中の方で、ニコスが保証会社(支払いを怠った場合にはニコスが保証する契約)となっている場合には、ニコスカードの手続きをすると借り入れが止められてしまう可能性(返済のみのカードになる)がありますので予めご確認ください。

取引履歴の開示期間がカードによって違う

クレジットカード系の信販会社の特徴ですが、ニコスも取引履歴がすべて開示されないケースがあります。

具体的に、ニコスカードは平成7年1月以降、DCカードは平成4年7月以降などです。

ニコスショッピングリボには過払い金は発生しない

ニコスカードの過払い金返金対象はキャッシング利用分であり、ショッピングリボ利用分には発生しません。

またキャッシングが完済していてもショッピングが残っている場合は完済扱いになりませんので併せてご確認ください。

なお、毎月ショッピング枠よりネットプロバイダ料金や公共料金の支払いなどを自動決済している場合は、事前に決済元へ電話するなどし、ニコスへ売り上げが上がらない状態を確認したうえでご依頼ください。

ニコス取引履歴の開示請求と過払い金

ニコス取引履歴とは、過去ニコスとの取引経過を一覧表にした書類のことで、ニコス過払い金を調査するうえで必ず必要になります。

ニコス取引履歴は、個人でも簡単に取得することが出来ます。
まずはニコスへ電話し開示請求書と呼ばれる定型的な書類に必要事項を記入の上、郵送での開示が一般的です。
詳しくは直接ニコスへお問い合わせください。

開示された履歴には、過去の契約の種類(キャッシングや証書貸付・ショッピング利用)が記載され、キャッシングの履歴には、ニコス側で計算した過払い金額も記載されています。

通常業者側で過払い金の計算はしてくれないことが多い中、ニコスは個人から請求した履歴でも引き直し計算をした状態で開示してくれるため、履歴を取得すればニコス過払い金がいくらくらいあるのかが判明します。

またニコスはカードの種類によって、履歴の開示期間にばらつきがあるのも特徴です。
昭和時代から取引があった方などはすべての履歴が開示されないケースもあります。